補中益気湯は胃や腸が弱い場合に良い漢方

補中益気湯は漢方薬の中では補材で、胃腸が丈夫ではなく疲れやすい、倦怠感があったり、虚弱体質や病後で体力が弱っている場合に効果が期待できます。また他の補材とは異なって胃や腸に負担をかけるような生薬は配合されていないので、高齢者や胃腸機能が低下している場合でも飲むことができます。
補中益気湯は、夏バテや痩せすぎ、疲労倦怠の漢方と言えば、この漢方薬で、風邪がこじれて治らずに、長期間喉の痛みが取れない場合にも効果的です。疲れやすく手足がだるく、食欲がない場合に服用することで、胃腸病や多くの慢性病の体力増強になったり、喘息や鼻炎、アトピー性皮膚炎などには体力や免疫力の増強の目的で使うことができます。補中益気湯が必要な体質は、活動のエネルギーである気の量が不足している体質です。

この体質の人は、胃や腸が弱く、消化吸収機能が低下しているので、上手に気を作ることができない状態なので、風邪やアレルギーに対する抵抗力が落ちてしまいます。食事では胃腸を冷やす食べ物や消化しにくいものは避け、食べ過ぎにも注意して、温かく消化の良いものを適度に食べるようにすると良いです。